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読売新聞  地域版 平成17年5月30日 (吉田誠一)より抜粋  紙面はコチラ  転載許諾済

動き始めた父親たち

 家庭数育でもPTA活動でも母親に比べて影が薄くなりがちな父親たち。そんな状況を何とかしようと、地域の「おやじ」たちが学校を中心に少しずつ動き始めている。大阪府の箕面、豊岡両市内には、早くから活動しているグループがある。

 箕面市の市立箕面東小児童の父親や教職員ら約30人が17日夜、学校近くの集会所に集まった。父親たちは「箕面おやじの会」のメンバー。和室のテーブルを囲んで、今年の学校行事を確認しながら、どう協力するか意見を出し合った。

 「ほかのお父さんたちも何か手伝いたい気持ちはあるけど、きっかけがない」「運動会の後け付けなどで、僕らが先に動いたら、続いてくれるのでは」

 現在、会員は23人。半数は卒業生の親だ。5年前、同小PTA副会長だった北野和孝さん(49)らが中心になり、「わが子が学ぶ学校のことを妻にばかり任せていていいのか。昔のように他人の子供でもしかるぐらい、地域の教育にかかわろう」と結成した。月1回、土曜日の夜に定例会を開く。夏休みや年末には校区内を夜回り警戒し、地区の子どもまつりや図書館のイベントでは警備や片付け役を買って出る。今年2月には、児童とスポーツで交流しようと、ハンドボール大会を開いた。

 最大の目玉は、9月初めに、子どもたちを集めて校庭で行うキャンプ。20余りのテントを持ち込んで一泊する。真っ暗な校舎を探検する肝試しをしたり、角材を組んで2〜3bの炎を燃え上がらせるキャンプファイアーなどで盛り上がる。

 北野さんの二男で、5年生の貴大君(10)は「よそのお父さんたちも面白い人ばかりで楽しい」と言い、会長の矢野博さん(40)は「父親がいると子どもたちは安心して遊ぶ。私たちも子どもたちのこと、学校のことをもっと知りたい」と話す。

 鈴木愛子校長は「子どもたちは、お父さんたちに遊んでもらって本当に喜んでいる。学校行事で力仕事も手伝ってもらい、私たちも助かる」と感謝している。

 


箕面おやじの会トップ > 平成17年読売新聞記事

 

 

 

 

 

 

 

 

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